Work Info/業務案内
「坂部建築」は“手間と時間を惜しまない”非常に生産効率の悪い方法で家を造っています。
本物の木を使い、土壁を塗ることにより、天然の木や気候風土といった、自然の特性に逆らうことなくもっとも住む人や自然に優しい方法で家造りに取組んでいるからです。


今、建築業界では、オートメーション化された工場で材料を加工して現場で組立をするプレカット工法が主流となっています。でも私どもは構造材の加工の際、木の1本1本の性質を見ながら「この向きでここに使おう」と作業場で職人が腕を振るいます。これは、棟梁でもある代表の坂部 誠が「職人の中の職人」であり、今後の担い手である「本当の職人」を育てるために、決して妥協をしないからです。


坂部建築ならではの大きな特徴


管柱は桧四寸角、通柱は桧五寸・六寸、大黒柱は八寸以上といった「柱」も自慢ですが、小屋梁・中桁・地棟・隅梁といった小屋組に地松の丸太をたくさん使うのが坂部建築ならではの大きな特徴です。中には10mを超える丸太が作業場に山積みになり、墨付や刻みの加工風景は、お客さまや検討をされている方に是非見ていただきたいです。


この地方では棟上げの際、ご近隣の方々へのお披露目と無事にすまいが完成できることを祈願して「上棟式」と「餅投げ」をやる機会が多々あります。作業場で職人の手で加工された部材が現場に運びこまれ、計画された位置に柱が建ち、曲がりのある丸太と丸太がピタリと重なりあい、徐々に建物の形が現れはじめ、棟上げが終わる頃には木造の本来の力強さと美しさ、そして職人の伝統の技を改めて知ることができます。


垂木や野地板や破風板等の屋根仕舞が終わり、その後は左官による「小舞荒壁塗り」が始まります。割り竹と細い竹を格子状に貫にくくり付け、ワラスサの入った練り土を片面の壁に塗り、養生期間をおいてからもう片面の壁を塗ります。基礎工事から荒壁が乾燥し屋根瓦を葺く工事に入るまで3〜3.5ヵ月程かかります。“養生”という職人が手を加えない期間がありますがこれは自然の環境に木がなじむ上でも大切な時間だと考えております。


“家族の絆の容れ物”


規格があり工場生産で現場での作業が少ないプレハブや2×4のように、新築物件を4〜4.5ヶ月の短期間で基礎から建物完成といった合理化の進んだことを私どもは真似できません。今ほどお客様が家に様々なことを期待している時代はないといえます。

“癒し”“やすらぎ”“健康”“安全”等、家に対して数限りない付加価値を求めています。なぜか?あまりに外部環境が悪すぎるからです。空気・水・食物の悪化、公害・天災地変等、個人では根本的に解決できない問題のように、外では求められないものをせめて自分の“終の棲家”である家や家庭に求めているからだと思います。


お客様にとって一生に一度の家ですから、親しみやすい雰囲気の中お話をじっくりとお聞きし、ご要望を明確な形で提案をし、現場での丁寧な仕事をみていただければ、きっと安心して私どもにお任せしていただけるでしょう。
私どもはこの仕事が大好きですから手間も時間もかかることは全く苦になりません。「家」とは“家族の絆の容れ物”。だから1つ1つの工程を楽しみながら愛情込めて仕上げていき、何十年とじっとそこに暮らす家族を見守るのが坂部建築の“すまい”です。
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